当ページでは、良く言われる閑話(むだばなし、雑談)ではなく、
私自身がお寺の住職の一人として、日頃感じたこと、見たもの等…について
感話(感じたままをお話し)させて頂こうと思っております。
ご感想などございましたら、お気軽にお聞かせ頂ければ幸いです。
合掌  南无阿弥陀佛

 
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彼の岸にお浄土
学び

お彼岸とは  9月22日

 

 お釈迦さまは、インド各地を旅しながら生涯にわたって、ご説法というかたちで仏教のみ教えをお説きになりました。その説き方は「対機説法」といわれ、聞く人(話す相手)に応じた説き方をされました。丁度、お医者さんが、患者の病に応じて薬を与えるようにして(応病与薬)、み教えを説かれました。そのご説法がそのままお経になったのですから、その数8万4千ともいわれるほど多くのお経があります。それらすべてに説かれていることは、迷いを転じて悟りに至るということです。「彼岸」とは、彼の岸。さとりの世界、阿弥陀如来さまの世界、極楽浄土のことです。これに対しこの世(この岸)を娑婆といいます。
   私たち浄土真宗のみ教えをいただいております者にとっては、阿弥陀如来さまの本願力によって、信心を恵まれ、念仏を申す人生を歩み、浄土で真の悟りに到るのが浄土真宗であります。お示しされているように、お浄土に生まれて仏にならせていただく身に、お育てをいただくのです。
 夕日が真西、お浄土の方に沈むころ(秋分の日の前後三日一週間、心にお浄土を思いながら、悟りの岸に到る道・お念仏のみ教えを、共に聞かせていただく尊いご縁を、結ばせていただきましょう。
この時期心安らかにお寺参りをさせていただき『南无阿弥陀佛』と心静かにお念仏をお称えしましょう。
合掌 南无阿弥陀佛
 

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