当ページでは、良く言われる閑話(むだばなし、雑談)ではなく、
私自身がお寺の住職の一人として、日頃感じたこと、見たもの等…について
感話(感じたままをお話し)させて頂こうと思っております。
ご感想などございましたら、お気軽にお聞かせ頂ければ幸いです。
合掌  南无阿弥陀佛

 
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親鸞聖人のご遺徳を偲びましょう
学び

親鸞聖人のご生涯  9月29日

 

浄土真宗の宗祖・親鸞聖人は1173年、京都の日野でお生まれになり、9歳で出家得度。そして20年間、比叡山で学僧として修行されました。下山して京都市内の六角堂で百日間参拝され、夢のお告げを受けられ法然上人の門下生になられたのです。宗祖は、比叡山での修行生活に絶望され、すべての人々が平等に救われる道を求めつづけられたからです。お念仏ひとつで救われるという、専修念仏の法然上人に出会われたのは、29歳のときでした。以来、越後や関東での生活、そして京都に戻られて90歳で往生されるまで、ひたすら、お念仏の道を人々に説きつづけられました。
 関東時代の有名な伝説があります。ある吹雪の舞う夜、親鸞聖人が左衛門という下級武士に一夜の宿を乞うたところ、邪険に断られて、しかたなく門口で野宿されたといいます。ところがその夜、左衛門の夢枕に観音さまがあらわれて、「いま門前に阿弥陀如来さまがお見えになっていると」驚いて表に出た左衛門は、石を枕に雪の中でお念仏を称えておられる親鸞聖人を見て前非を悔い、親鸞聖人の説くお念仏の道に入って名を道円と改めたというのです。親鸞聖人の伝道の旅のご苦労を偲ぶことができるエピソードです。
親鸞聖人のご出世に心から感謝いたしましょう。
合掌 南无阿弥陀佛
 
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