当ページでは、良く言われる閑話(むだばなし、雑談)ではなく、
私自身がお寺の住職の一人として、日頃感じたこと、見たもの等…について
感話(感じたままをお話し)させて頂こうと思っております。
ご感想などございましたら、お気軽にお聞かせ頂ければ幸いです。
合掌  南无阿弥陀佛

 
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阿弥陀如来さまの願いを聞いていこう
癒し

すべては平等  10月31日

 

阿弥陀如来さまのご本願は、すべてのものをわけ隔てなく救おうという、平等の慈悲をあらわされたものです。そのご本願を聞いて、疑いなく受け入れる信心の起こるとき、自分も人も、阿弥陀如来さまの大きな慈愛に包まれている身であることを知らされます。そして私達は皆、阿弥陀如来さまという共通のみ親を持つ兄弟であり、友・同朋であることに気付くようになります。
 このような信心は、私どもの、ものの考え方や生き方を変えていきます。阿弥陀如来さまのお慈悲の光に照らされて、わが身を省みるとき、人のことよりも自分の都合ばかりを優先させている、自分本位の浅ましさを、思い知らされるからです。
 もともと、阿弥陀如来さまの慈悲の「慈」とは、すべての人々に、まことの幸せを与えようと願ってくださる心であり、「悲」とは、人々の悲しみを、わがこととして痛み、その苦しみを取り除こうと願ってくださるお心でした。このような阿弥陀如来さまの大きなお慈悲に感動し、そのお徳を賛嘆する信心の行者は、今までの自分本位の生き方を改めて、同朋の苦悩をみずからの痛みとして分かち合い、行動するような人間に育てられていくのです。
合掌 南无阿弥陀佛
 

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