当ページでは、良く言われる閑話(むだばなし、雑談)ではなく、
私自身がお寺の住職の一人として、日頃感じたこと、見たもの等…について
感話(感じたままをお話し)させて頂こうと思っております。
ご感想などございましたら、お気軽にお聞かせ頂ければ幸いです。
合掌  南无阿弥陀佛

 
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まこと真実はただ一つ
学び

縁起  11月11日

 

私どもは何を根拠に正しいと判断すればいいのでしょうか。それをお釈迦さまは「法を灯明(ともしび)とせよ」と教えられたのです。法とは、物ごとの本当のあり方のことです。たとえば、すべてのものは変化し、永久に続くものは一切何一つとしてありません。
この事実が無常という真実なのです。この疑いようのない真理の法といいます。
また、すべてのものは依りあって成り立っています。この事実が「縁起」という法です。これらのことは誰でも認める真理ですが、しかし、私たちはこの明白な事実でも、自分自身のこととなると、なかなか認めようとしません。他人は死んでも、自分はいつまでも元気でいると思っています。これが、迷いそのものなのです。私たちが、自分だけは例外だ、と無意識に思い込んでいる誤りに気づき、迷いから抜け出すには、この法に根拠をおき、法に教えられて、自分自身が目覚めていくことが大切です。そのことを、お釈迦さまは「自らを灯明とし、法を灯明とせよ」と、教えられたのです。
合掌 南无阿弥陀佛
 

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