当ページでは、良く言われる閑話(むだばなし、雑談)ではなく、
私自身がお寺の住職の一人として、日頃感じたこと、見たもの等…について
感話(感じたままをお話し)させて頂こうと思っております。
ご感想などございましたら、お気軽にお聞かせ頂ければ幸いです。
合掌  南无阿弥陀佛

 
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人は愛情によって育てられる
癒し

母親の愛情  12月6日

 

 赤ちゃんを抱いているお母さんの姿をみていますと、母も子も、ほんとうに幸せそうです。お母さんは、抱いた子に絶えず語りかけながら、お乳を飲ませています。赤ちゃんもお母さんの胸に抱かれて、安らかにお乳を飲んでいます。
 このような愛情にはぐくまれて、人は身も心も育っていくのです。だから、うれしいにつけ、悲しいにつけ、両親や私を育ててくれた人のこと、中でも母の愛情をなつかしく思い出すのです。ときには「お母さん」と母の名を呼びながら、人生の苦難を越えていくこともあります。 愛情にはぐくまれてきたことの有り難さを、ほんとうに知るのは、自分が親となり、親としての苦労を味わったときでしょう。私の親も、このように苦労して、私を育ててくれたのかと、そのご恩の有り難さに、自然と頭が下がる思いがします。
 若いときには、自分の力で大きくなった、自分で道をきりひらいてきたと思いがちです。しかし年をかさねるにつれて、そうじゃなかった、両親をはじめ、多くの人びとのお蔭であったと、気づかされます。
合掌 南无阿弥陀佛
 

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