当ページでは、良く言われる閑話(むだばなし、雑談)ではなく、
私自身がお寺の住職の一人として、日頃感じたこと、見たもの等…について
感話(感じたままをお話し)させて頂こうと思っております。
ご感想などございましたら、お気軽にお聞かせ頂ければ幸いです。
合掌  南无阿弥陀佛

 
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お花を見ながら阿弥陀如来さまの

ご本願を真摯に疑いなく受けとめる

癒し

お佛壇のお花  1月23日

 

 佛檀にお供えしたお花は、同時に私たちに手向けられた、阿弥陀如来さまのはたらきをあらわすものなのです。お花を、私たちのほうに向けて供えるのはそのためです。
 お経には、「お浄土の池には、大きな美しい蓮の花が色とりどりに咲いていて、青い花は青い光を、白い花は白い光を放っている」と説かれています。あらゆる「いのち」は、それぞれの持ち味のままで美しく輝いているのだということを、知らせてくださっているのです。
 とくに蓮華は、泥沼に咲きながら泥にそまらず、それどころか、泥沼を美しい花園に変えていきます。佛さまの智慧も、私のみにくい煩悩を、尊い佛さまのお徳に変えてくださるところから、蓮華を佛さまの象徴として大切にしてきました。
 また、『仏説無量寿経』には、一つひとつの蓮華から、三十六百千億という無数の光を出し、その一つひとつの光の中から、また三十六百千億の佛さまが現れて、それぞれ十方の世界に至って阿弥陀如来さまのご本願を説き広めているといわれています。
 お佛壇にお供えした花を通して、お浄土の花を想い、阿弥陀如来さまのご本願のはたらきを、味わわせていただきましょう。
合掌 南无阿弥陀佛
 
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