当ページでは、良く言われる閑話(むだばなし、雑談)ではなく、
私自身がお寺の住職の一人として、日頃感じたこと、見たもの等…について
感話(感じたままをお話し)させて頂こうと思っております。
ご感想などございましたら、お気軽にお聞かせ頂ければ幸いです。
合掌  南无阿弥陀佛

 
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本願力の船に乗るこの身を任せる
学び

み名を信じる  5月10日

 

 浄土真宗のみ教えで大切なことは、「名号を信じる」ことです。
これなくして私たちはお浄土へ生まれることはできません。ですから「本願名号正定業 至心信楽願為因」と言われたのです。
 たとえば、船(名号)はものを乗せて渡す働きをもっています。しかしその船に私が乗ってこそ(信心)、私は向こう岸(お浄土)へと渡る(往生)ことができます。
 確かに船はものを乗せて渡す働きを持っていますが、私がその船に乗らなければ、私は渡ることはできません。船に乗ってこそ大海原を渡ることができるように、名号を信じてこそ、生死の荒海を渡ることができます。船に乗ろうとさせる力はどこにあるのでしょうか。それは船にあるのです。
 堂々たる船の偉容が、私に乗ることを決めさせるのです。
合掌 南无阿弥陀佛
 

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