慈光山順照寺：住職感話バックナンバー

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ご信心をいただくとはこの私自身を見つめなおすこと

念佛者の生活　３　　5月28日

　ご信心をいただいても、煩悩に満ち満ちた私であることには変わりはありません。
　しかし、自らの生活を謙虚に振り返って、人間として正しく生きていこうと努力する姿勢に自ずから変わっていくのが念佛者の姿です。
　ところが私たちは、「どうせ、凡夫だから」とか「しょせん、人間のすることだから」と、少しの自省心ももたない、横着な態度になりがちです。
　信心をいただいて、お浄土に生まれる身になると、人間の本性まで変えることはできませんが、自らの心、自らの行動を振り返って、生き方を見直してゆく姿勢、つまり自らを律する厳しさが生まれてきます。

合掌　南无阿弥陀佛

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