当ページでは、良く言われる閑話(むだばなし、雑談)ではなく、
私自身がお寺の住職の一人として、日頃感じたこと、見たもの等…について
感話(感じたままをお話し)させて頂こうと思っております。
ご感想などございましたら、お気軽にお聞かせ頂ければ幸いです。
合掌  南无阿弥陀佛

 
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まずこの私がどのような姿であるか知ることが大事
学び

私に開かれた道 1  6月15日

 

 お釈迦さまがこの世におでましになった目的は、阿弥陀如来さまのご本願を説くためだったと親鸞聖人はおっしゃっておられます。阿弥陀如来さまのご本願は、苦しみ悩む人びとを救う教えです。阿弥陀如来さまの救いの道こそ、私たちのために開かれた、ただ一つの救いの道だったのです。ですから親鸞聖人は「五濁悪時の群生海、如来如実の言を信ずべし」と言われたのです。
今の世の中はどんな世の中でしょうか。
今の世の中は五濁の世です。そしてその中に生きる私たちも煩悩に汚されています。そういう私たちであるからこそ、お釈迦さまをはじめ、諸佛方が、「阿弥陀如来さまの救いを信じなさい」と薦めてくださったのです。妬む心にみち満ちているこの私、自分のことしか考えないこの私、そんな私がいったいどこに救いの道をみだすことができるでしょうか。2500年の昔にお亡くなりになったお釈迦さまは、私たちに、「阿弥陀如来さまのご本願に生きるほかに救われる道はないよ」と呼びかけてくださったのです。
合掌 南无阿弥陀佛
 
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