当ページでは、良く言われる閑話(むだばなし、雑談)ではなく、
私自身がお寺の住職の一人として、日頃感じたこと、見たもの等…について
感話(感じたままをお話し)させて頂こうと思っております。
ご感想などございましたら、お気軽にお聞かせ頂ければ幸いです。
合掌  南无阿弥陀佛

 
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正しく物事を見れないこの私
学び

自らを振り返る 1  8月30日

 

 偈文 弥陀佛の本願念佛は、邪見・驕慢の悪衆生、信楽受持することはなはだもって難し。難のなかの難これに過ぎたるはなし。

 正信偈の依経段も読めば読むほど、つきせぬ法味にあふれたお聖教です。
 阿弥陀如来さまの本願念佛の法は、邪見驕慢の悪衆生には、信ずることが甚だ難しい。難のなかの難で、これ以上に難しいことはないと親鸞聖人はおっしゃっています。
 邪見とは、正しい教法、つまり佛法を否定する見解です。佛教の因果の道理を否定する思想です。驕慢とは、うぬぼれる心、他人を見比べて自分のほうが優れていると高ぶる心を言います。そういう心を持っている人を、悪衆生と申します。そういう人々は、本願念佛を信じることが非常に困難なのです。なぜご本願を信じることが難しいのでしょうか。それは、そういう人たちは自分を省みることがなく、自分の力の限界に気づかないからです。
合掌 南无阿弥陀佛
 
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