当ページでは、良く言われる閑話(むだばなし、雑談)ではなく、
私自身がお寺の住職の一人として、日頃感じたこと、見たもの等…について
感話(感じたままをお話し)させて頂こうと思っております。
ご感想などございましたら、お気軽にお聞かせ頂ければ幸いです。
合掌  南无阿弥陀佛

 
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お名号のおいわれを聞いていきましょう。
学び

聴聞とは何をどう聞くのか  9月27日

 

 聴聞とは、何を聞いたらよいのでしょうか。どう聞いたらよいのでしょうか。
 真宗は、第18願の真宗であり、「聞」の宗教であるといえましょう。
 第18願(ご本願)のお心を、お釈迦さまがわたくしたちに教えてくださったのが第18願の成就文です。その第18願の成就文には、真宗の信心がいかにして成就するかについて、
「その名号を聞きて、信心歓喜せんこと」
(『註釈版聖典』41頁)
 とあります。すなわち、真宗の信は、「その名号を聞く」ことの他に信心の成立は無いと示されているのです。
 「その名号」とは、第17願の誓われたお名号を指します。
 お名号を聞くとは、お名号のおいわれを聞くということなのです。
 具体的に何を聞くのかといいますと、親鸞聖人は『教行心証』の「信巻」に、

 しかるに『経』に聞といふは、衆生、佛願の生起本末を聞きて疑心あることなし、これを聞といふなり。

と教えてくださいました。
お名号のおいわれとは、この「佛願の生起本末」のことなのです。
合掌 南无阿弥陀佛
 
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