当ページでは、良く言われる閑話(むだばなし、雑談)ではなく、
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合掌  南无阿弥陀佛

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第十八願によって、この私は救われて行くのです
学び

信心とよろこびの関係は 2  11月20日

 

 まず信心には喜びがあるとは、ご法義の上で、どこに述べられているかといいますと、第十八願に「信楽」(信心のこと)とあります。この「信楽」は本文成就文に「信心歓喜」としてあります。
 この成就文にある歓喜の言葉は、信楽の「楽」の字の意味です。この楽を親鸞聖人は『教行信証』に字訓(別の文字を用いて、その字の意義を示す)されて、欲・願・愛・悦・歓・喜・賀・慶と八訓示されています。(『註釈版聖典』 230頁)

これをまとめますと、楽とは欲願愛悦の心、歓喜賀慶の心となります。
楽に欲願とありますが、 欲願とは欲生の意味です。欲生とは、浄土に往生することにまちがいないということで、真宗信心にのみついている独特の色のことなのであって、これを義別といっています。歓喜賀慶とは、いずれの文字も喜ぶという意味です。
合掌 南无阿弥陀佛
 
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