当ページでは、良く言われる閑話(むだばなし、雑談)ではなく、
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合掌  南无阿弥陀佛

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双六〔すごろく〕―くらしの佛教語  12月12日

 

昔、お正月の子供の遊びといえば、凧揚げ、はねつき、かるたと並んで双六がありました。
振り出しから上がりまで誰が早いかを争う楽しいゲームです。
双六は古くインドに誕生しました。『涅槃経』にある波羅塞戯がそれで、後に欧州でバックギャモン、中国や日本で双六と呼ばれるようになりました。
双六には、「古制双六」と、「絵双六」の二種類がありました。
古制双六は『源氏物語』『枕草子』などの多くの文献に現れ、古くから盛んに行われていましたが、賭博性が強く何回も禁止されています。
絵双六には最初、「仏法双六」といい、修行僧に天台の名目を教えるための絵でしたが、それが転じて「浄土双六」になりました。
振り出しから地獄六道のありさまが描かれているところを通り、極楽浄土に上がるものです。
その後、東海道を旅する道中双六など現在のようないろいろな双六となりました。

(『くらしの仏教語豆辞典』本願寺出版社より)
合掌 南无阿弥陀佛
 
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