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合掌  南无阿弥陀佛

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学び

相好〔そうごう〕― くらしの佛教語 6月7日

 

「相好をくずす」とは、こみあげてくる喜びのために顔かたちをくずして笑う様子をいいますから、相好は顔かたちを示すものと思われます。
仏教では、仏の身体に備わっている優れた特徴のうち、目につきやすい大きな特徴である『三十二相』(頭の頂に肉が盛り上がっている。眉間に光を放つ白毫がある。足の裏に輪型が刻まれている。音声が絶妙で朗々としているなど)の相と、目につきにくい小さな特徴である「八十随形好」(歩き方が象のようにゆったりしている。耳たぶが輪状に長くたれさがっているなど)の好を合わせた言葉で、仏の身体全体に備わっている大小さまざまな特徴のことを意味します。
『観無量寿経』に「汝ら、心に仏を想うとき、是の心すなわち是れ三十二相八十随形好なり」とあるのがそれなのです。
ですから、本来は、その人の人相が好ましいから相好というのではないのですよ。

(『くらしの仏教語豆辞典』本願寺出版社より)
合掌 南无阿弥陀佛
 
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