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合掌  南无阿弥陀佛

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学び

頭陀袋〔ずだぶくろ〕― くらしの佛教語 6月30日

 

頭陀袋といえば、一般には、だぶだぶした、何でも入れることのできる、便利な布製の袋のことをいいます。
頭陀はサンスクリット語「ドゥータ」の音写で、「ふるい落とす」という意味です。煩悩の垢をふるい落とし、衣・食・住の欲を捨てて、ひたすら仏道修行をすることを指し、そのような修行を頭陀行といいます。

衣はボロをまとい、食は人に乞い、住は樹下という人間の生活に必要な最低限の厳しい生活の中で修行します。
そのような修行者が、携帯品を入れて首から前にかける袋を、頭陀袋といいました。

死者を葬るとき、その首にかける袋も頭陀袋といいますが、これは頭陀行の姿を模したものといわれています。

このような頭陀袋が、一般に用いられる袋の名前になったのは、おもしろいことですね。

(『くらしの仏教語豆辞典』本願寺出版社より)
合掌 南无阿弥陀佛
 
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