当ページでは、良く言われる閑話(むだばなし、雑談)ではなく、
私自身がお寺の住職の一人として、日頃感じたこと、見たもの等…について
感話(感じたままをお話し)させて頂こうと思っております。
ご感想などございましたら、お気軽にお聞かせ頂ければ幸いです。
合掌  南无阿弥陀佛

 
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法事とは私のためにある
学び

法事とは  10月3日

 

浄土真宗でいう法事の法とは佛法の「法」であります。
法事とは、読んで字の如く「佛法の事」で、本来は佛教全般のことを意味するものです。
しかし、一般的には先祖や肉親の命日に営まれる法要(一周忌・三回忌・七回忌・十三回忌…)を法事と呼ぶのが普通です。
言うまでもないですが、自分が現在あるのは先祖あってのものです。父・母がいなければ我が生命は存在しません。法事とは、もう二度とこの世で生きて会えることのない故人を偲び、故人に感謝の意をささげる行事なのであります。などというと、故人のために営むのですから、結局は、世間でいう「追善供養と同じではないか」と思われるかもしれませんが、そうではありません。法事はいったい誰のためにあるのか。それは私のためにあるのです。法事については今後色々とお話をさせていただきたいと思っております。
合掌 南无阿弥陀佛
 

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