当ページでは、良く言われる閑話(むだばなし、雑談)ではなく、
私自身がお寺の住職の一人として、日頃感じたこと、見たもの等…について
感話(感じたままをお話し)させて頂こうと思っております。
ご感想などございましたら、お気軽にお聞かせ頂ければ幸いです。
合掌  南无阿弥陀佛

 
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私たち一人ひとりはそんなに変わらない
学び

共に考えよう  10月18日

 

今現在、私がこうしている間にも、世界に戦争や食料難で、お腹をすかせ死んでいく子どもたちがたくさんいます。また、さまざまな差別や迫害の中で、耐え難い苦しみを抱えながら、生きている人たちも数多くいます。
「かわいそうだけど、でもそんなこと自分には関係ない」と思っていませんか?
今から800年の昔、戦乱と飢饉による地獄のような世の中で、親鸞聖人さまは「世の中安穏なれ」と心から願われ、尊いいのちを傷つけるものたちには屈することなく、常に弱き立場の人々に寄り添いながら、その90年の生涯を力強く歩み続けられました。そして、その原動力が「お浄土」「阿弥陀如来さま(南无阿弥陀佛)」そのものだったのです。
私たちは、いつの頃からか、お浄土を「自分だけの問題」「死後だけのこと」として、心の中に閉じ込めてしまい、現実を生きる人の痛みや悲しみから背をむけても平気な人間になってしまいました。今の世の中の現状・出来事がよくあらわしています。 今、私は、本当の優しさと温もり、そして、勇気と行動力のある私自身へと蘇るために、もう一度、「み教え」を聞きなおしてみたいと思います。 「他力本願」「悪人正気」「往生」「お浄土」・・・・。
親鸞さまが身をもってお示しくださった「真の宗教 お浄土の真の佛教」それは、「浄 土 真 宗」であります。

「み教えを聞きよろこぶ」とは、どんなことでしょう。
いっしょに(コラボレーション)みんなで、家庭で、職場で、学校で、地域で、よく聞き、よく考え、今ここで話し合ってみませんか?
合掌 南无阿弥陀佛
 

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