当ページでは、良く言われる閑話(むだばなし、雑談)ではなく、
私自身がお寺の住職の一人として、日頃感じたこと、見たもの等…について
感話(感じたままをお話し)させて頂こうと思っております。
ご感想などございましたら、お気軽にお聞かせ頂ければ幸いです。
合掌  南无阿弥陀佛

 
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阿弥陀如来さまの願い
学び

尊い命2  10月25日

 

私たちはそれぞれが違います。姿や形、能力にも違いがあります。しかし、だれもがそれぞれかけがえのない「いのち」を生きていることにおいては全く平等です。
 たとい能力や知識において違いがあったとしても、決して傲慢になったり、卑屈になったりしてはいけません。  佛さまの眼は、その「いのち」の平等を見ておられます。ですから、だれひとりとして捨てておくことができないのです。すべてのものを、「いのち」の尊さにめざめさせたいのです。
 佛さまの願いは、その一人ひとりを、もらさず平等に救いとることです。親鸞聖人は「弥陀の五劫思惟の願をよくよく案ずれば、ひとえに親鸞一人がためなりけり」(『歎異抄』・『註釈版聖典』835頁)と、そのお心をいだかれました。
 だれも代わることができない、代わってもらうことができない、この私の「いのち」を、ほんとうに尊い「いのち」として生かすこと、それは佛さまの智慧をいただいて生きる、お念佛の生活において、はじめて実現するのです。
合掌 南无阿弥陀佛
 

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