当ページでは、良く言われる閑話(むだばなし、雑談)ではなく、
私自身がお寺の住職の一人として、日頃感じたこと、見たもの等…について
感話(感じたままをお話し)させて頂こうと思っております。
ご感想などございましたら、お気軽にお聞かせ頂ければ幸いです。
合掌  南无阿弥陀佛

 
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人の死は決して他人事ではない
学び

お念佛のみ教えそれは浄土真宗  11月23日

 

浄土真宗のみ教えは、私どもに、心豊かに生きる道を与え、安心して死ぬことができる道を教えてくれるのです。つらく苦しいことであっても、その事実をしっかりと見つめながら、力強く生きぬいていく智慧と力とを与えてくれるものこそ、お念佛のみ教えです。
 『蓮如上人御一代記聞書』(第155条)で、「佛法には世間のひまを闕きてきくべし。世間の隙をあけて法をきくべきやうに思ふこと、あさましきことなり。佛法には明日といふことはあるまじきよしの仰せに候ふ。」(『註釈版聖典』1280頁)といわれています。ひまがあったら聞こうというような心がけの人には、佛法は聞けない、時間を作って聞くようにせよと仰せられているのです。自分はもちろん、夫や妻や、子や孫も明日があるかどうか保証のない「いのち」をかかえているのです。その「いのち」の意味を問うのに、明日の日はないはずだといわれるのです。まことに厳しいお諭しです。他人事ではないのです。
合掌 南无阿弥陀佛
 
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