慈光山順照寺：住職感話バックナンバー

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法事はこの世の無事を確認し会える

場でもある

ご先祖さまを偲んで　　1月18日

　浄土真宗の法事、年忌法要の意味は、ご先祖にお経をささげることではなく、亡き人の忌日を縁として、佛さまのお徳をたたえ、お経に説かれているみ教えを聞かせていただくことにあります。年忌法要という形で、ご先祖が与えてくださったこの聞法の機会を、むだにすることのないように、佛法の意味に気づき、お念佛申させていただくことにご法事の意義があり、ご先祖に御恩報謝させていただける道なのだと思います。
　今の私たちの家庭生活は多忙をきわめ、家族もそれぞれ、別々に住んでいることが多くなりました。したがって、佛法を次の世代に伝えることは、大変難しくなってきました。こうして、亡き人のご法事をご縁として皆さまがお集まりになり、佛さまのみ教えを聞かせていただくことは、大変有意義な機会であるといえます。

合掌　南无阿弥陀佛

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