当ページでは、良く言われる閑話(むだばなし、雑談)ではなく、
私自身がお寺の住職の一人として、日頃感じたこと、見たもの等…について
感話(感じたままをお話し)させて頂こうと思っております。
ご感想などございましたら、お気軽にお聞かせ頂ければ幸いです。
合掌  南无阿弥陀佛

 
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絵像・名号ともどちらも阿弥陀如来

さまのことをいう

学び

お佛壇のお脇掛について  1月28日

 

 ご本尊の両隣には、むかって右に、天親菩薩の『浄土論』による「帰命尽十方無碍光如来」の十字名号、左に曇鸞大師の『讃阿弥陀佛偈』による「南无不可思議光如来」の九字名号をおかけするか、もしくは右に、宗祖・親鸞聖人、左に中興の祖・蓮如上人の御影(絵像)をおかけします。これが本願寺派のしきたりです。
 このうち、十字・九字のお名号はご本尊・阿弥陀如来さまのお徳を詳しくあらわしたお名前です。「帰命尽十方無碍光如来」の「帰命」とは、サンスクリット語の「ナマス」、すなわち「南无」の訳語です。この「帰命」には、礼拝とか信心とか、いろいろな意味が含まれています。親鸞聖人はふつう、「仰せにしたがう」信心のことであるといわれています。
 つぎに「尽十方無碍光」というのは、阿弥陀如来さまの救いの光は、あらゆる世界をくまなく照らし、どんなに重い罪業にも、はげしい煩悩にも、決してさまたげられることなく、さわりなくお救いくださるという、救いのはたらきをあらわしている名号(お名前)です。
合掌 南无阿弥陀佛
 
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