当ページでは、良く言われる閑話(むだばなし、雑談)ではなく、
私自身がお寺の住職の一人として、日頃感じたこと、見たもの等…について
感話(感じたままをお話し)させて頂こうと思っております。
ご感想などございましたら、お気軽にお聞かせ頂ければ幸いです。
合掌  南无阿弥陀佛

 
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学び

正信偈のこころに生きる 1  9月11日

 

 正信偈の前半、依経段のおこころの大略をうかがってきました。この後、続いて、七高僧のお説きになった本願念佛の教えが述べられています。正信偈の後半です、これを依釈段といいます。
 正信偈を拝読するときに、私たちが忘れてはならない大切なことがあります。それは『蓮如上人御一代記聞書』第3条の次のご文に明らかにされています。
 勤行のとき蓮如上人が、ご和讃をあげる番になったのを忘れておられたことがありました、南殿というところにお戻りになって、「親鸞聖人のご和讃のみ教えがあまりにもありがたいので、自分があげる番になったのをつい忘れていた」と仰せになり、「これほど有り難い親鸞聖人のみ教えであるが、それを信じて往生する人は少ない」とお嘆きになりました。
 (『蓮如上人御一代記聞書』現代語版5頁)
合掌 南无阿弥陀佛
 
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