当ページでは、良く言われる閑話(むだばなし、雑談)ではなく、
私自身がお寺の住職の一人として、日頃感じたこと、見たもの等…について
感話(感じたままをお話し)させて頂こうと思っております。
ご感想などございましたら、お気軽にお聞かせ頂ければ幸いです。
合掌  南无阿弥陀佛

 
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学び

すべては平等  1月31日

 

私たちが報恩講をおつとめいたしますのは、宗祖親鸞聖人が、私の、そして私たちのいのちの根本問題を解決する道、無量寿経にあります、生死勤苦(しょうじごんく)の本(もと)を抜く道を顕(あきら)かにしてくださったからです。

 親鸞聖人が恩徳讃に「如来大悲の恩徳は 身を粉にしても報ずべし 師主(ししゅ)知識の御徳も ほねをくだきても謝すべし」とおっしゃっていますのは、阿弥陀如来さまとお師匠さまである法然房源空聖人を讃えていらっしゃることでありますが、私たちにとりましては、親鸞聖人が師主知識の一番目であります。

 「報恩」「ご恩報謝」という言葉が、既に現代人には身近ではないかもしれませんが、感謝の気持ちまでなくなったとは思えません。報いる、報謝するということがわかりにくいのかもしれません。さらに追求しますと、ご恩報謝せずにはおれないようなお救いがはっきりしないということもありそうです。
合掌 南无阿弥陀佛
 

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