当ページでは、良く言われる閑話(むだばなし、雑談)ではなく、
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合掌  南无阿弥陀佛

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学び

殺生〔せっしょう〕―くらしの佛教語  1月18日

 

「そら殺生でっせ、こんな値では商売でけしまへんで」
関西での商談で、よく聞かれるセリフです。
「殺生なことはやめよ」など、殺生はむごいこと、かわいそうなこと、残酷なことを意味する日常語です。
 
殺生は文字通り、生き物を殺すことです。仏教では、基本的な戒めである五戒、八戒、十戒で、その第一に「不殺生戒」を挙げて、殺生を戒めています。
 
お釈迦様は弟子たちに、「旅をするときには杖の先に金具の輪をつけて、それを鳴らして歩け。 地べたを貼っている虫が驚いて逃げるだろう。そうすれば、一匹の虫も踏み殺さずに歩ける。水を飲むときには、木綿の袋で漉かして飲め。水の中の小さな生き物を殺さないで済むだろうから」と注意されました。
 
その心は、生命を愛護し、育成することです。シュバイツァーは「生命への畏敬」といいました。
 
(『くらしの仏教語豆辞典』本願寺出版社より)
合掌 南无阿弥陀佛
 
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