当ページでは、良く言われる閑話(むだばなし、雑談)ではなく、
私自身がお寺の住職の一人として、日頃感じたこと、見たもの等…について
感話(感じたままをお話し)させて頂こうと思っております。
ご感想などございましたら、お気軽にお聞かせ頂ければ幸いです。
合掌  南无阿弥陀佛

旧コンテンツトップ > 住職感話バックナンバートップ > 住職感話バックナンバー2009年7-12月 > 達磨〔だるま〕― くらしの佛教語  7月7日
 
イメージ
学び

達磨〔だるま〕― くらしの佛教語 7月7日

 

「ダルマさん、ダルマさん、にらめっこしましょ」と子どもたちからも親しまれ、また縁起物とされて選挙のたびに登場するダルマは、中国禅宗の開祖といわれる菩提達磨の坐像をモデルにしたものです。

菩提達磨は、南インドの禅僧で、6世紀のはじめに海路で中国に渡り、各地で禅を教えていたと伝えられ、唐の代宋によって円覚大師と諡されています。しかし、その生涯には伝説が多く、謎につつまれているようです。
洛陽東方の少林寺で、9年間、壁に向かって坐禅をしていました。

これを面壁九年といいます。そのため、手足が腐ってしまったとの伝説から、手足のないダルマの像ができたようです。

菩提達磨の七転び八起きという不撓不屈の精神が、縁起物のダルマになったのでしょう。

武者小路実篤の書いた色紙に「桃栗三年柿八年 だるまは九年 俺は一生」というのもあります。

(『くらしの仏教語豆辞典』本願寺出版社より)
合掌 南无阿弥陀佛
 
旧コンテンツトップ > 住職感話バックナンバートップ > 住職感話バックナンバー2009年7-12月 > 達磨〔だるま〕― くらしの佛教語  7月7日

このページのトップへ

お問い合わせ・ご相談フォームへ