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合掌  南无阿弥陀佛

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学び

頂戴〔ちょうだい〕― くらしの佛教語 7月21日

 

「ありがたく頂戴します」といえば、ていねいに<いただきます>と応ずる言葉で、「もらう」の謙譲語です。
これが「ちょっとそれを取って頂戴」となれば、親しく<してください>の意味になります。頂戴物とは、いただき物のことです。

そんなニュアンスが日常生活で使われている「頂戴」という語にはあるようです。
『十二礼』に「観音頂戴冠中住」とあります。
観音さまが冠を頭の上に戴かれ、その冠の中に、仏が住んでいると説かれています。

このように、頂戴とは、本来、頭の頂にのせることをいいます。仏さまや仏の教え、経典などを、頭に乗せていただくことなのです。
それが、いただき物などを、目よりも高くささげ、頭を低く下げて、もらったところから、今のような意味に用いられたのでしょう。

(『くらしの仏教語豆辞典』本願寺出版社より)
合掌 南无阿弥陀佛
 
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