当ページでは、良く言われる閑話(むだばなし、雑談)ではなく、
私自身がお寺の住職の一人として、日頃感じたこと、見たもの等…について
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合掌  南无阿弥陀佛

 
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学び

法螺〔ほら〕― くらしの佛教語  7月24日

 

「ホラを吹く」といえば、大袈裟なことを言う、うそをつくという意味に使われていますが、もとはお釈迦さまの説法のことを指しました。
お釈迦さまの説法は、いろいろな表現でたとえられています。

「獅子吼」は有名ですが、「大法螺を吹く」も、その一つなのです。
「螺」とは巻貝です。この巻貝の端に笛をつけて一種の楽器となりました。
ホラ貝です。インドでは、人を集めるときにこれを吹きました。

戦場でホラ貝を吹き、出陣の合図をしましたが、その音が遠くまで響き、軍勢を奮い立たせたのを、仏の説法のたとえとしたようです。

経典に「大法雨を降らし、大法憧を建て、大法螺を吹き、大法鼓を撃ちたまえ」とあるのがそれです。
それが、「お釈迦さまのような偉そうなことを言うという意味を経て、今のようになったとのことです。」

(『くらしの仏教語豆辞典』本願寺出版社より)
合掌 南无阿弥陀佛
 

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