当ページでは、良く言われる閑話(むだばなし、雑談)ではなく、
私自身がお寺の住職の一人として、日頃感じたこと、見たもの等…について
感話(感じたままをお話し)させて頂こうと思っております。
ご感想などございましたら、お気軽にお聞かせ頂ければ幸いです。
合掌  南无阿弥陀佛

 
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南无阿弥陀佛の声となって私を

導き守ってくださるお念佛

癒し

私の人生とお念佛  12月20日

 

 浄土真宗で最も大切な経典である『佛説無量寿経』には、「人、世間愛欲のなかにありて、独り生まれ独り死し、独り去り独り来る」(『註釈版聖典』56頁)と、人間の孤独のありさまが説かれています。

また、財産があればあったで、それが苦しみの種となり、なければないで、また苦しみにつながるように、人生は常に、苦しみをともなうものであると述べられています。

このようなことが説かれているのは、孤独で苦悩する私たち一人ひとりのうえに、共に悲しんでくださる阿弥陀如来さまの願いがかけられていることを、教えるためでした。

阿弥陀如来さまの願いは、「南无阿弥陀佛」という名号となって、私を呼びさましつづけていてくださいます。ですから、どんな苦しいときでも、孤独の寂しさの中にあっても、この「南无阿弥陀佛」の6字の名号が私を支え、導き、私の人生を力強く、歩ませてくださるのです。
合掌 南无阿弥陀佛
 
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