慈光山順照寺：住職感話バックナンバー

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阿弥陀如来さまの大きな慈悲の中に

私の命が生き生かされている

南无阿弥陀佛のいわれを聞いていく　　12月21日

　ドイツ語の教師として、岡山大学の教壇に立たれた池山栄吉先生は、親鸞聖人のみ教え深くよろこばれ、多くの人びとに影響を与えられたかたです。この池山先生が、重い病をわずらわれ、臨終近くのときに、
何も残るものはない　何も残るものはない
ただ念佛だけが残ってくれる
ただ念佛だけが残ってくれる
えらいこったよ　有り難いこったよ
と語られたそうです。
　どのようなときでも、「南无阿弥陀佛」のいわれを聞かせていただき、「南无阿弥陀佛」を称えさせていただき、それをとおして阿弥陀如来さまの親心にふれていくことは、人生において、ほんとうに力強い依りどころを持つことなのです。
阿弥陀如来さまの救いの呼びかけを、なかなか素直に聞くことのできない私ではありますが、せっかくこの世に生を受けた身です。阿弥陀如来さまの大きな慈しみのこころにふれ、お念佛の深いみこころを、お聞かせていただきましょう。

合掌　南无阿弥陀佛

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